北風と太陽。ダンス動画をアップしました。

グッと気温が下がってきた盛岡です。岩手山から吹き下ろす風に耳や指先がかじかんできます。寒ーい!と身を縮めてお湯をふーふー湯気に顔が包まれて、あーー冬だなー。

よく芸術の秋と言いますが、私は芸術心がそそられるのは断然「冬」です。白鳥の鳴き声を聴くと宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読みたくなるし、裸の木々の佇まいと身体の芯まで冷える感覚はシェイクスピアの「タイタス・アンドロニカス」の美しい言葉で綴られた悲劇の世界を思い出します。身体の感覚から、そこにない世界まで想像できてしまう人間の力、すごいな〜。

先日、木枯らしと太陽の演出の下、盛岡城跡公園で踊ったものを動画にしました。動画中の音楽はバッハのソナタ、パブロ・カザルスさんの演奏のものを添えさせて頂きました。ドイツで購入した思い出のCDから拝借。冬はバッハも聴きたくなりますね〜。カザルスのバッハは厳しさと寛容さが一緒にあるというか、北風と太陽みたいで美しいな〜って思います。動画はこちらからでもご覧頂けます。

盛岡の厳しい冬を楽しもう。

舞姫☆ちあき☆オフィシャルウェブサイト

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