寒さのご褒美
寒さが厳しい冬がやってきましたねー。新成人の皆さん、おめでとうございます。街行く可愛い振袖姿に私もウキウキさせて頂きました。
今年は、盛岡で迎える3回目の冬なのですが、昨年よりも一昨年よりも厳しい冬だと感じております。盛岡は内陸で岩手県内でも冷え込みの強い地域なんです。数日前の早朝は氷点下14℃まで下がり、お昼頃まで蛇口からお湯が出ず。。。キンキンに冷えた水で顔を洗いました。「昔の生活だと思えば、へっちゃらだー」と気合を入れて。私の体感ですが、盛岡人になって一番の寒さだったと思います。ブルブル震えながら身体を小刻みに動かして暖を取りました!原始的な体験でございました(笑)
寒いーーーー!!!!!
けれど、
本当に美しいです。
雲と新雪にサンドイッチされた今日の岩手山。写真を撮ってたら、白鳥がVの字で歌いながら頭上を飛んで行きました。白と青のコラボに寒さを忘れてしばしうっとり。
そうそう、この寒さのおかげで、記憶っておもしろいなっ!て思う出来事がありました。盛岡の冬のお天気な日の午後は太陽が低く、2時過ぎくらいからピンク色の光が差し込んでくるんですが、その情景の中にいる自分を感じた時に、ふと、5年前、フィンランドのイナリ村でオーロラを観に行った時の身体の感覚が映像と一緒に思い出されたんです。先日も盛岡八幡宮初詣の帰りに、出店で甘酒を買い、車に駆け足で乗り込んでフーフーしながら湯気に包まれた瞬間に、幼い時、旭川のスキー場でスキー滑りの後、ロッジで飲んだ甘酒の味を思い出したんです。かじかんだ耳や指先の感覚やスキーで転んだ時の映像と感情までが蘇るようでした。
私はすっかり忘れていることも、体はちゃんと覚えてるんですね。体の感覚を感じると、タイムスリップできちゃいそうです!改めて、記憶は体に内蔵されているんだと実感しました。面白いー!
その時なんてことないことも、なんてことあることも、私の体の一部となるんだったら、どんなことも後々、おそらく笑えることになるだろうし、今、訪れる瞬間を楽しむ以外の選択肢はないー!
寒さから教わるご褒美を堪能しながら。
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