無事に終演いたしました!「白い象のあぽかりぷす」ご報告とお礼

こんにちは、舞姫☆ちあき☆です。

日一日と秋が深まっている盛岡です。先日、白鳥の鳴き声が聞こえてきました!冬の扉ももうすぐ開いてしまうのでしょうか。皆さま、お元気でしょうか?


先週末、出演と振付をさせて頂きました舞台、架空の劇団第27回公演「白い象のあぽかりぷす」@盛岡劇場タウンホール、が無事に終演いたしました。ご来場いただきました皆さま、応援してくださった皆さま、ありがとうございました。

私はこの度、人魚役として、そして、劇中のキノコのラッパーの振付をさせていただき、学び多き体験をさせていただきました。共演者の皆さま、スタッフならびに関係者の皆さま、ありがとうございました。



お話の舞台は、世紀末の地球。"生と死"をテーマに、人間、動物、自然のそれぞれの観点から書かれた、歌あり、ラップあり、ダンスありの愛と平和の世界のためのお話でした。(私の主観です)


(振付させていただいたキノコのラッパーこと、マジックマッシュルームズさん)


私が演じた人魚は、人間に酷い目にあわされた過去を持っているがゆえに、資本主義社会に踊らされ寂しい心を忘れてしまった人間を呪う恐ろしいバケモノであり、また、人間が幾時代も繰り返してきた行いによって死んでいってしまう動物たちの生命を、月に在るという "死後の世界" へガイドする役目も持つキャラクターでした。



詩的で、言葉のリズムと日本語の美しさが散りばめられている脚本にうっとりしつつも、人魚が抱いている絶望や悲しみをストレートに表現しない抽象的な存在について、いっぱい考えました。

脚本を通じて、この広い世界で起こっていること、遠い国々の紛争も近い場所の災害も、直接関係のない人々のイジメも誹謗中傷も、自分とは無関係なことなのか、私の心の中にもそういう気持ちがないかどうか、人魚の台詞を言うたびに心がドキッとチクッとして、考えさせられたりもしました。


稽古期間から本番にかけて、関係性の中で役の心情が変化していく面白さを感じられ、みんなで作り上げていく感覚が嬉しく楽しかったです!



何が正解かはわかりませんが、この世界が、大きな繋がりの中で生きている一つの生命体である限り、起こるすべてに意味があり、必要性があってこの世に生まれてくるんだと思います。今、苦しいと感じたり寂しい想いをしていたとしても、同じ気持ちを分かち合える誰かがきっと居ると思うし、うまく言えませんが、とにかく、生きていることが素晴らしいことなんだと思います。

ちっぽけで未熟な私ではありますが、誰かの心に愛と勇気のお花が届けられますように、そんな願いを秘めて、これからも生きて表現したいと思います。


貴重な経験をありがとうございました。


高橋宏臣さん、素敵なお写真たちをありがとうございました。

舞姫☆ちあき☆オフィシャルウェブサイト

俳優・ダンサー・振付家として岩手・東京を中心に活動している舞姫☆ちあき☆のオフィシャルウェブサイト 映像・舞台・ダンスパフォーマンスなどの出演や、表現力を高めたいダンサー・役者向けのプライベートレッスン、劇団など団体への振付・身体表現指導・ワークショップなど行っております。

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